将棋の墓

       

只今、墓地工事進行中の二本松市正覚寺。興味深いお墓があります。三度の飯より将棋がお好きとは、戒名が面白い『飛角院金銀桂香居士』

二本松市のHPより

墓の主は佐久間庄九郎といい、丹羽(二本松)藩の算者(経理担当)である。 生まれつき戯言雑話にたけて、よく世間を歩き回り、彼の訪問先では、まだ何も話をしないうちに笑いが先立つといったほほえましい人物であった。 将棋が三度の飯よりも好きで暇をみては将棋を楽しみ、将棋に明け暮れたと言っても過言ではなかった。 晩年将棋をさしながら眠るがごとく大往生をとげたが、後に弟子達が師をしのんでこの将棋の墓を建て冥福を祈ったのである。 墓石には、法名飛角院金銀桂香居士。俗名王歩抜佐久間庄九郎とある。 因み(看板上では「み」の送り仮名の記載はない)に、墓石は将棋の王の形で、台石は将棋盤。水入れは歩の形である。

http://www.nihonmatsu-kanko.jp/?p=926

台石には将棋盤の線が描かれていた。

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