いしやの石屋

今から150余年前、文久2年に亡くなった石五郎という先祖様が石屋を営んでおりました。そのころ苗字を付ける時代となり、和尚様より石屋をやっているのだから石屋という苗字にと言われ、石屋という苗字になったと代々伝えられてきました。
我が家の家計図を見ると、私で7代目になります。ですから、私は職業も「石屋」、苗字も「石屋」の根っからのイシヤの『石屋』なんです。幼い頃より父の仕事を毎日見て育ち、そして手伝いもさせられました。当時の石材の仕事は、今の様な便利な機械も無く石磨きといえば手でト石を使い磨く時代で、冬期間は手にひび割れや霜焼けができ、血がにじんできたりしてとても辛いものでした。また、石山より原石を採取る仕事は、体力と根性のいる過酷な仕事でお石塔建立も足場の悪い所では命がけ! 今思い起こすと夢のような気が致します。
なぜそんな思いをしてまでも家業『石屋』を継いだのかは、大昔からのお石塔、碑、門柱などにご先祖様の名前が刻み込まれたのを見つけた時の感動・・・
それと自分も色々な形で物を残し、少しでも世間の役に立つ仕事をしたい、そして家業をもっと発展させたいでした。お客様より「石の東栄さんにお墓を頼み本当に良かった」「良く出来たぞい」「みんなも喜んでくれた」と言う言葉を頂くたび、石屋になり本当に良かったと仕事への誇りと幸せを感じる毎日です。

普通はお墓を建立するのは人生に一度あるか無いかです。そんな大切なお墓は、何百年もその場に存在します。
お墓はご先祖様に感謝し、家族の絆を強め、やすらぎの場と亡き人と対話の交換が出来る尊い場所です。
そんな場所を石の東栄では自信を持ち工事させて頂きます。

お墓に使われている石の種類は多く、世界各国のみかげ石、他を使用しています。硬度が高く、つやが出て耐久性もある花崗岩と安山岩等、良い製品を各種取りそろえております。

さぁ、あなたはどの石を選びますか?
展示場でお待ち申し上げます。
石屋富雄会長写真
会長 石屋 富雄

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